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曲が聴きたければアルバムを買おう

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aikoをアルバムリピートしてしまう

aikoが最近マイブームなのは以前述べました。移動するたびに、「まとめⅠ」というアルバムを中心にリピート再生しています。

まとめⅠ(通常盤)

まとめⅠ(通常盤)

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aiko
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その中でも最近ドハマりしているのが「れんげ畑」という曲です。


こてこてのビッグバンドジャズのようなかっこよさも残しつつ、非常に可愛らしい曲調に仕上がっているのがたまりません。サビメロディーの素っ気なさ、そしてラスサビを用いずに終わってしまうところに一種の軽快感、爽快感を感じます。
そして、れんげ畑を聞き終えると、次に流れてくる曲が桜の時です。

こちらもれんげ畑と同様、ジャジーな要素を含むナンバーですが、れんげ畑ほど色濃くブラスが入っておらず、そういった意味でれんげ畑よりも薄味であっさりとした曲となっております。

そして、桜の時が終わると、「えりあし」というスローバラードが流れて、まとめⅠのアルバムが終わります。

いつもこの一連の流れを聴いて満足していたのですが、こうして書き出してみると、この曲順だからこそ満足度が高いのではないか、と思えてきます。ジャズナンバーという点で類似性がある2曲を連番にしたり、アップテンポとスローテンポで緩急をつけたりしているのではないか、と思えてくるわけです。

まとめⅠ、Ⅱの最初の曲と最後の曲を書き出してみると、

  • まとめⅠ:milk − えりあし
  • まとめⅡ:ボーイフレンド − 三国駅

と、どちらもアップテンポにはじまりスローテンポに終わるという大局的な流れを感じずにはいられません。


曲と曲の"間"は曲順で決まる?

以前マスタリングに関する書籍を読んだ時に、曲の前後につける空白の部分について言及しているページがありました(今手元に書籍がないので引用元を明示することが出来ないのですが…)。

その書籍いわく、アルバム最後の曲、の空白部分は他の曲より長く取るのだそうです。理由は、その曲だけではなく、"アルバム全体"の終わりであるため、その分の余韻を楽しんで欲しいのだとか。

また、前後の曲調によって、空白部分の秒数を変えているのだそうです。そのような細かい職人の心遣いによってアルバムは成り立っているのですね。

 


アルバム全体を購入することが少なくなった

しかし今、iTunesの登場などによって1曲ごとに曲が購入出来る時代になってしまいました。昔であれば好きな曲を購入した時についてくるカップリング曲などの存在がなくなってしまったわけです。1曲1曲ごとに勿論起承転結のストーリーが存在しますが、それらが数十曲集まることで見えてくるマクロなストーリーも曲のバラ売りという前には存在し得なくなってしまいました。

アーティストは1曲だけで自己主張をせねばならない時代に突入してしまったのです。すると、必然1曲1曲の味付けを濃くしなければならないわけです。もっと激しく、もっと目立つように。そのような人気取りに走る曲が増えてきているのではないでしょうか。

証拠がないためにあくまでも推論の上での議論では有りますが、ボカロ曲に見られる早口でまくし立てるような曲調に人気が集まるのはそういった面もあるのかもしれません。


アルバムというコース料理を楽しむ

いくら美味しいからと言って、毎食ステーキばかり食べていても飽きますし、身体も壊してしまいます。それと同様に、曲調も「目立つ」という観点から作られた曲ばかりではなく、作者が作りたいように作った曲を聴きたいものです。そしてそういった、作曲者が好き勝手表現することが許される場がライブで有り、そしてアルバムなのです。

なので、僕はある曲を購入、またはレンタルする時はなるべくアルバムを選ぶようにしています。目的は好きな曲であっても、その前後にはアーティストというシェフがおすすめしてくれる素晴らしい曲達が存在します。さらに、そのアルバム自体が"アルバム"という、一つの作品でもあります。木を見て森を見ずになってしまうのは非常に勿体無いことなのですから。

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