記事一覧 随筆

スンニ派?シーア派? - ちゃんと理解できていますか?

更新日:


結局のところ、どういうことなの?

今朝、NHKニュースでイラク 戦闘が長期化の見通し(2014年6月30日)という報道がありました。イラクと米国の戦争は記憶にあたらしいですが、まだ情勢が安定しないのか…大変だな…と思いつつ読んでいましたが、ふと思いました。
この記事、読んでてちゃんと理解できますか?

・イスラム教スンニ派の過激派組織←スンニ派ってなによ
・シーア派中心のマリキ政権←中心がなんでシーア派なんよ

案外説明できる人は少ないんじゃないですか?
ということで、今回はこの記事を元にスンニ派とシーア派について書いてみようと思います!

※あくまでも僕なりのざっくりとした認識ですので、一部言葉の意味を正確には表現していない部分があります。もし何かありましたらコメント等でご指摘いただけると幸いです。また、特定の宗教を批評したり、否定しているわけではありません。


スンニ派とシーア派の対立は、トップの違い!

両宗派に共通するのは「アッラーを唯一神」とし、「ムハンマドはその預言者」である、という点です。預言者とは読んで字のごとく、神の言葉を預かった者という意味ですね。
ちなみに、ムハンマドは最後にして最大の預言者と言われています。神様がムハンマドに全てを教えてしまったから最後だということらしいです。
ムハンマドの死後ムハンマドに子孫はいなかったので、カリフ(預言者の代理人)と呼ばれる人々が集団を統治していきます(正統カリフ時代なんて言いますね)。

そして、ここからが問題なのです。4代目カリフのアリー(ムハンマドの従兄弟かつ娘婿)の時代に、シリア総督のムアーウィヤと対立し、アリーは暗殺されてしまいます(アリーを暗殺したのはハワーリジュ派)。結果、ムアーウィヤがカリフに就任し、ウマイヤ朝が成立します。

一方で、「ムアーウィアはムハンマドの血を引いてないじゃんか。だからアリーの子孫こそが後継者にふさわしい」と主張するグループがいました。

ムアーウィヤ以降、ムハンマドから続く慣習(スンナ)を守っている共同体こそが正しい共同体のあり方だ!と主張するのがスンニ派アリーの子孫こそが正統な後継者であるというのがシーア派となります。

要するに、誰につき従うかというところが争点となっているのです。教義に関して、両宗派共に大きな差異はないようです。


現在のイラクの状況

さて、スンニ派とシーア派の違いについてみてきたわけですが、現在のイラクがどのような状態なのかについて書いて終わりにしようと思います。
Wikipediaに現在のイラクの宗教比が示されています。
スクリーンショット 2014-06-30 15.51.28
これをみて分かる通り。この国においては、イスラム教全体で見ると多数派のスンニ派よりもシーア派の方が多いんですね。


1979年の大統領就任から約20年にわたってイラクを支配していたサダム・フセインスンニ派でした。そして、現在のマリキ政権はシーア派が中心です。

もうおわかりですね。何故現在、"イスラム教スンニ派の過激派組織"がいるのか、何故彼らが蜂起したのか。

今後、彼らの争いが終結する見込みはあるのでしょうか。憎しみは憎しみしか生まないという言葉が胸に突き刺さります。

(アイキャッチ画像:Google Map)

「面白いじゃん」と思ったらぜひシェアをお願いします!

-記事一覧, 随筆
-, , , , , , , , , ,

Copyright© ちゃいら随筆 , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.