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歩きスマホをやめて上を向いて歩いてみた

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真似してみた

友人が【自己啓発】上を向いて歩こう!上を向いて歩いたら膝小僧擦りむきました。などという記事を書いていました。

彼の文章には申し訳ないのですが、転ぶのは嫌です(←)。しかし、最近歩きスマホばかりしていて景色を見ていないな、と思い、歩きスマホをやめて、上を向いて歩いてみることにしました。


世の中は情報にあふれている

上を向いてみて思ったのは、景色には情報が溢れかえっているということです。

IMG_2690歩いたのが都内であったからということもありますが、看板の多さに驚きました。意外と原色系の看板が多く存在しました。なんとなく青が多い印象です。

青という色には"信頼"のカラーイメージがあると聞いたことがあります。だからみずほ銀行は青を採用しているんでしょうね。個人的にはアートネイチャーも青色の看板だったのがすごく腑に落ちました。

IMG_2691また、各看板ごとにフォントが異なります。高級なお店、ブランドの店であるほど明朝体を使っています。明朝体はかっちりとした書体であることから、格式高い、信頼といったイメージを想起させます。ここでも、みずほ銀行は明朝体を用いています。普段何気なく見過ごしていた看板ですが、実はすごく戦略的に決定されているのだな、と再認識させられました。

IMG_2692ツッコミ事案として、この

銀座通りの歩道は押し歩き区間です

っていう注意書き。この文章自体はおかしくないですし重要なことなのですが、

IMG_2691_1

掲げている場所が高すぎる!!

自転車に載っている人、絶対にここまで高い場所に注意を払わない。だって、僕も今回上を向いてみてはじめて認識しましたもん。黄色が注意喚起の色であることにまで拘っているのだから、その設置場所まで拘って欲しかった…。

 


歩いてみて気づいたこと

なんてしているうちにあっという間に有楽町駅から東京駅までの1駅分の区間を歩ききってしまいました。まったく苦にならず、"案外短い距離だった"とさえ感じている自分に驚きました。僕は普段歩くことを移動手段としか捉えていませんでしたが、今回はそれに加えて情報を得て、考えるというプロセスを踏んでいたために短く感じたのだと思います。

思えば僕は、普段歩いている時に、スマホをいじりながらヘッドホンをつけて音楽を聴くという、情報を完全にシャットアウトする行為をしていました。そして、自分が選んだコンテンツを楽しんでいるだけでした。これでは新しい情報が入ってくる余地がありません。目と耳という情報の窓口を塞いでしまっているのですから。

 


正しく読む

今マンガBANG!というアプリでドラゴン桜を読むことが出来ますが、その中で景色から情報を読み取ることの大切さについて触れられています。

4ヶ国語で書かれた看板を題材に、「なぜ」という問いを立て、憶測することで世の中の動きを読み取ることが出来る。それこそが"正しく読む"という行為であると論じています。

ドラゴン桜で挙げられている例ほど熟考しているわけではありませんが、僕はまさにこのプロセスを実践していたわけです。


気づいた、その先

日常の気付きから出発しているアーティストとして、ラーメンズの小林賢太郎を思い出します。彼は、下の動画の中で以下のように語っています。

誰でも見つけることは出来る。面白いことは日常にいくらでも転がっている。それを面白がらないと勿体無い。それくらいの感覚で拾い集めています。

ただし、見つけてきたものを拾い集めただけではアートではない。自分の中のフィルターを通して、かつ出力されたものがお金を出して買ってもらえるものでないといけない。

気づいたことに対して、自分なりに解釈して、出力する。そのプロセスこそが大事であるというのです。

バリアフリー、ユニバーサルデザインといった今日では当たり前のように実践されている概念も、もとはといえば「全員が使いやすいのだろうか」「全員に伝わるのだろうか」という日常の疑問から出発しているはずです。それらを解釈し、出力した結果が今日の我々の生活に反映されているわけです。


冒頭に紹介した彼は、「失敗を恐れずに様々なことに挑戦していきたい」という意味で上を向いて歩く、という表現を用いていましたが、僕は「情報の窓口を常に開く」という意味でも上を向いて歩こうと思います。そして情報を正しく読み取る。そうすることではじめて、発想、アイディアと呼ばれるものが生まれるのですから。

※完全に上を向いたら空しか見えないから、正確には"斜め上を向いて歩こう"ではないか、などという批判は受け付けておりません。

 

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