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催眠術は本当に存在する? - 催眠術にみる"認識"の危うさ

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催眠術なんて嘘だろ…?

よくテレビで見かける催眠術。催眠術とかうそ臭い…誰だってそう思うでしょう。
僕もそう思ってました。
しかし、僕はある動画をみたらすっかり催眠術にかかってしまいました
僕の言葉は嘘か真か…?百聞は一見に如かず。是非見てみてください!


こちらが問題の動画である

どうでしたか?手が開かなくなったでしょうか?
催眠術はつきつめれば心理学の一種だそうなので、いかに本当だと思わせるかが鍵となっているみたいです。


これは本当に「催眠術」?

もっとも、この動画には賛否両論があり、手に力を入れることで一時的な筋肉の緊張状態となるのをもっともらしく催眠術と騙っているという意見も存在します。ちなみにこちらの動画、僕は友人と2人で観ました。僕は本当に手が開かなくなりましたが、友人は全くかかりませんでした
催眠術は本当にあるのか、それとも科学を利用したペテンなのか。果たして、どちらが正しいのでしょうか。


作られる迷信

以前、世界仰天ニュースという番組でメンタリストダレン・ブラウンが行っていた実験が非常に興味深いものでした。ダレン・ブラウンといえば「メンタリズムの罠」という本が有名ですね。

メンタリズムの罠 TRICKS of the MIND
ダレン・ブラウン メンタリストDaiGo (訳者)
扶桑社
売り上げランキング: 11,157

さて、うろ覚えなのですが、仰天ニュースでやっていや企画の内容を紹介しようと思います。

男女、年齢層ともに無作為に選ばれた男女が数人、ある部屋に集められます。その上で、ダレンは彼ら彼女らに対し、「制限時間内に100ポイント獲得すれば賞金を差し上げる」と伝えます。勿論、ポイントの加算方法については知らせません。

賞金がかかっている被験者たちは様々な行動をします。ある者はフラフープを回してみたり、スロットを回してみたり、バランスボールで飛び跳ねてみたり…。ポイントは加算されていくタイミングと自分たちの行動パターンのとの関連性を探っていきます。

そして、被験者たちは制限時間時間内に見事100ポイントを取得し、賞金を獲得します。「どうやったらポイントが入った?」と尋ねるダレンに対し、被験者たちは「フラフープは結構点数を稼げたよ」「スロットは最初のうちは点数が入ったね」などと、自身の考察を披露していきます。

しかし、ポイントの加算は被験者の行動は全く関係がなかったのです。実は、別室に置かれている水槽で泳いでいる2匹の金魚が真ん中を通るたびに点数が加算されていただけだったのです。

以上を踏まえて、ダレンは「今、この瞬間迷信が生まれました」と断じます。人間は身の回りに起こっている事象をどうにかしてなにかしらの理論付けをしようと試みます。なので、実際は関係がないことも一見整合性が取れていれば、関連付けてしまうというのです。


催眠術の正体

ここで先ほどの問い ―催眠術は本当にあるのか、それとも科学を利用したペテンなのか― に立ち返ってみましょう。僕の結論として、催眠術も上記の迷信が生まれるプロセスと同じなのではないかと考えます。つまり、催眠術とは催眠をかける手法ではなく、科学的に説明できると思わせない技術ではないのでしょうか。

マジックの一種である、と考えれば想像がつきやすいでしょうか。マジックは、実際に人が切断されているわけでもないし、トランプが宙を舞っているわけでもありません。必ずタネがあります。しかし、タネの存在をまったく感じさせない技術。それこそがマジックです。催眠術もそれと同様なのではないのか、ということです。

私達の本当の催眠術の楽しみ方。それは、「これは筋肉の一時的な硬直から来る生理反応だよ」と言うことではなく、「うわ、本当に催眠術にかかったみたい!」と状況を受け入れることなのではないかな、と思います。あくまでも、「催眠術=技術」である、というメディアリテラシーを持ちつつ、ね。


(追記)あくまでも一個人の意見です。もし、技術ではなく、本物の催眠術師さんがいらっしゃったらごめんなさい(笑)

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