金の斧・銀の斧 -その後の物語-


折角なので…

現在、私は絶賛就活中ですが、とある企業のエントリーシートにこんな設問がありました。

誰もが知っている物語をひとつあげ、その後のストーリーについて自由に記述しなさい(800文字)

…なんじゃそりゃ。笑

その企業にはエントリーシートの段階で落とされたので、腹いせも兼ねて僕が書いた物語をブログに載せておこうと思った次第です!このやろう!!

題材に選んだのは「」。以前に投稿したエントリを参考にした形です。

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金の斧・銀の斧 – その後 – 

注釈:金銀の斧をもらった木こりをA、その友人の木こりをBとする。

Bは泣いた。ひたすら泣いた。その泣き声は神様に対する怒りとは違う、どこか淋しげな雰囲気を醸していた。
その声を聞きつけたAが心配そうに駆け寄ってきた。
「なにがあったんだい?」
「終わったよ、なにもかも。」
目に悲しみの色を浮かべつつ、Bは応えた。
「俺は母さんを救うことが出来なかった。」
「どういうことだい?」
「俺の母さんは流行病に冒されているんだ。すぐに医者に連れて行きたいが、俺らが木を切って稼げるお金ではとてもじゃないけど足りないんだ。」
「そうだったのか…。」
「そんな時、お前が金銀の斧をもらったという話を聞いた。」Bは続けた。「これだ、この可能性に賭けるしかない、と思ったね。しかし、俺は『お前が落としたのはこの金の斧か?』という問いに、つい『そうだ』と答えてしまった。そしたら金銀はおろか、俺の商売道具の斧すら失ってしまったというわけさ。笑っちまうよな。」
そう言うとBは力なく笑った。

すると突然、湖をまばゆい光が包み、中から神様が姿を現した。驚いて言葉を失った木こり達に神様は言った。
「私は正直な者を助け、不正直な者には罰を与える。先ほどのBは、自分のものではない斧の所有権を主張した。これは不誠実極まりない。しかし、お前は今まさに自分の正直な気持ちを述べた。正直者を救うのが私の役目。さあ、これを持って行くが良い。」
そう述べた後、神様は金の斧と銀の斧、そしてBの斧の差し出した。AとBは思わず顔を見合わせた後、とても喜んで神様に何度もお礼を述べたのだった。

その帰り道。
「よかったじゃないか、神様はやはり僕達の味方なんだ。」Aはとても嬉しそうだ。
「ああ、そうだな。」Bも嬉しそうに応えた後、Aに聞こえない声でつぶやいた。
「結局、神様の判断基準は誠実さじゃない。感動するストーリーだったのさ。」


金の斧銀の斧の教訓が「神は正直な者を助け、不正直な者には罰を与える。」ということらしいので、その部分をオマージュしてみました。

改めて読み返してみて、文中に使われている語彙が固すぎるのと、最後のオチのセリフ使いがもっと考慮出来たかなー、なんて思います。文章ってむずかしい!!!


 

1 COMMENT

オムライス美味しかった

なかなか可愛い文章
そのつもりで書いたのかは知らないが
最後のオチは採用担当を皮肉ってるようにも受け取れた
なんだか気持ちが良い
けどねw

面白いですね。

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