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【読了】マッキンゼー流入社1年目 ロジカルシンキングの教科書

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簡潔明瞭な1冊

タイトルの通り、今回のエントリは読書感想文です。本屋に行くと話題の図書の欄にこの本が置かれていることが多かったので、読んでみました。なにぶん、本を読むくらいしかやることがないのですよ…。

 

マッキンゼー流 入社1年目ロジカルシンキングの教科書
大嶋 祥誉
SBクリエイティブ
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結論から言いますと、一度ロジカルシンキングと銘打った本を読んだことがある人であれば、新しい情報はないと思います。しかし、"教科書"というタイトルを標榜している通り、導入の書物としてとても有益だと思います。特に、1つのテーマにつき、2,3の具体例を提示し、概念の使い方を明示していくれている点が非常に好印象でした。概念自体も非常に整理整頓されていて、復習として使い勝手の良い書物でした。


大丈夫はOK?NG?

著者は、ロジカルシンキングに必要な過程として3つあげています。

  1. 前提を自分でちゃんと確認する(それは本当?)
  2. 深く根拠を調べて伝える(〜だからだそうだよ)
  3. 自分だけの深い意見を持つ(それ、いいね)

その上で、それぞれに対して具体的な切り口について紹介しています。具体的な切り口とは、なぜなぜ思考(So What? Why so?)、MECE(もれなく、ダブりなく)といった、よく聞いたことがある切り口(しかし実践が難しい)が挙げられています。

その中でもハッとさせられたのが"「大丈夫」という言葉を使ってはいけない"という文言です。大丈夫という言葉は、自分だけがわかっている曖昧な言葉である、と筆者は断じています。

A「フィードバックするの明日でもいい?」

B「大丈夫です」

という会話では、Bは

  • 「(明日でも)大丈夫です」
  • 「(明日だったらフィードバックしていただかなくて)大丈夫です」
  • 「(そもそもフィードバックしていただかなくて)大丈夫です」

などのどの意図を持って「大丈夫です」という言葉を発したのか、特定できません。

さきほども触れたMECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)の言葉に代表されるように、ロジカルシンキングにおいて曖昧さが存在してはなりません。普段から曖昧な言葉を使わないように心がけることでロジカルシンキングの素養を養うことができる、というのです。


 

ここまで書いてきて、ロジカルシンキングとは、言語、そしてロジックによって自分の身の回りの世界を表現し尽くす営みであると再認識させられます。数日前に「言葉」がない物語 – バレエを鑑賞してきたというエントリを投稿させていただきましたが、ロジカルシンキングとはバレエに存在する曖昧性と対極に位置するものだなあ、なんて思いつつこの本を読了しました。

最終的には、実践してみないことにはロジカルシンキングのロの字も体得出来ないと思うので、このブログなどを通じて試行錯誤してみることにします。

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